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円は強い。早い。静か。国土交通省が認めたエポ工法。耐久性の向上 施工時間の短縮 低騒音
建設機械化技術審査証 第8901号

 エポ工法の「耐久性の向上」・「施工時間の短縮」・「低騒音」という三つの特徴は、1989年8月、建設大臣の認定機関である「(社)日本建設機械化協会」から、建設機械化技術技術審査証明認定制度により正式に認定されました。このことは、国土交通省がエポ工法の優れた技術を公的に裏付けたことを意味します。

エポ工法断面図

 従来、調整工程における微調整はレンガやブロックなどを使用するためミリ単位の調整はできませんでした。しかも、このレンガやブロックは点で支える結果となり、集中的に点支持へ加重が生じ易く安定度や平坦性にも劣っていました。
エポ工法では、大調整をプレキャストのコンクリートリングで行ない微調整にESコンクリート(エポキシ系レジンコンクリート)を併用するため、ミリ単位の精度の高い調整が可能となりました。また、これら面支持となるために、より強い支持力で極めて高い平坦性が保たれ、耐久性を大きく向上させることが可能となりました。

ESコンクリートとコンクリート、アスファルトの比較

 エポ工法に使用するESコンクリートは、エポキシ系樹脂を主成分とするエポ工法独自の材料です。ESコンクリートの強度は強く、曲げ強度では、コンクリート及びアスファルトの約1.8倍(20℃時)、圧縮強度においてはアスファルトの約2.8倍(20℃時)という数値を示しています。
この立上り強度の強さが、養生時間を短縮させ、早期交通開放を可能にします。また、復旧工程における転圧では、ESコンクリートの特性により、路面にあった美しい仕上がりが可能となり、滑り抵抗値も70以上(湿潤時)と大きいことが交通面からも安全で優れた耐久性が確保されます。
※コンクリートの強度は、「(社)日本道路協会」の舗装要項による。
※アスファルトの強度は、「全国エポ工法協会」の調査による。

エポ工法の施工効果
ランニングコストの低減

 エポ工法での施工により、マンホールの耐久性が向上すれば必然的に補修工事の回数は減少してきます。
従来工法では、年平均0.8回の補修工事が必要でしたが、エポ工法では年平均0.2回と従来工法の約1/4回の補修工事で維持できます。このことは、エポ工法が耐久性の向上により、「マンホール上部の整備工事における低コスト化」、つまりランニングコストパフォーマンスの低減化を実現したことを意味しています。もちろん、補修工事におけるメンテナンスコストも、エポキシ樹脂による簡単なすり付け工事で済むため低減化されています。

エポ工法は3時間程度
従来工法は8時間以上

 従来工法では、マンホール周囲の切断・破砕から本復旧までに、カッター工、蓋高調整工、仮復旧工、本復旧工といった別々の作業工程を必要としているため、施工から交通開放に至るまでに4工程約8時間程の時間を要しています。
しかし、エポ工法では、マンホール周囲を円形に切断することで影響面積を必要最小限にし、切断から撤去・復旧・養生といった全ての工程を一連化し1工程にシステム化しました。この結果施工時間が大幅に短縮され、工事開始から交通開放までに3時間程度で終結させることができます。

エポ工法は1工程
従来工法は4工程

 エポ工法の施工は、円切り工・撤去工・復旧工・交通開放までの工程を一連化し、1工程にシステム化しています。このシステム化によって、単一班が1工程で施工可能となり、施工途中における現場の仮復旧をなくし、また現場を放置することなく作業を進められるようになりました。
それには、マンホール上部整備工事の工場ともいえる専用工具、機械、資材を搭載した3台のエポ工法システム車が大きな威力を発揮します。独自に研究開発し、改良、改善を重ねた機器類がエポ工法を支え、大幅な施工時間の短縮を実現しました。

74dB(A)以下の低騒音

 従来工法では、切断工程で周囲を四角形に切り、破砕工程においてはコンクリートブレーカーを使用するため、大きな騒音や振動が発生します。
しかし、エポ工法では、工程中、最も高い騒音の発生する切断工程において、低騒音化された円切りカッターで必要最小面積を切断することにより、低騒音・低振動で、しかもスピーディーに切断します。
撤去工程においても、トラッククレーンでマンホールを周囲のアスファルト塊とともに抜き上げるため、騒音・振動の発生はほとんど気になりません。
また、転圧にも低騒音・低振動の円弧転圧器を使用し、騒音・振動を防いでいます。
エポ工法の路面切断時の施工騒音は、「機側7m4方向エネルギー平均で74dB(A)以下」と、国土交通省の技術審査でも証明されています。