マンホールを気にせずに道路舗装工事ができます。
従来工法の問題点
従来、道路舗装工事に伴うマンホールのメンテナンスは、舗装オーバーレイ工事、切削オーバーレイ工事、舗装打替工事、舗装新設工事などにおいて、さまざまな問題を発生させてきました。
例えば、舗装新設工事では、マンホールの孔部が凸起状になって残されているために、車輌や重機などの作業性が著しく低下したり、また調整剤部分を破損したりして、その補修や移動のズレの修正を必要としてきました。
エポ工法で舗装工事の合理化
エポ工法は、これらの道路舗装工事に従来工法では必要であったマンホール工事に伴う仮復旧や工事の一時中断を必要とせず、全面舗装完了の後、探知機によりマンホール位置を確認し、施工を可能としました。
マンホールを気にせず道路舗装工事ができるという、エポ工法の舗装工事の合理化です。
エポ工法ならではのメリット
エポ工法では蓋高調整または取替え工事を舗装工事後に行うので、すり付け等の段差が発生せず、交通の安全面も確保できます。
また、道路舗装の縦横断の勾配に合わせて施工するため、仕上りは路面との平坦性を実現できます。さらに、マンホールを気にせずに舗装工事が行えるため、充分な舗装転圧も可能となり、舗装の密度も満足させることができます。
舗装オーバーレイ工事
①着工前
②人孔部の上に円形状の路盤紙を貼り付け、その後タックコートを行ない舗装を先行して行なえる状態。
③事前にマンホール位置の復元をし、センター位置確認リングを設置し、舗装工事を先行して行なう。
④舗装完了後にマンホールセンター位置を確認し、エポ工法にて人孔部設置工事を行う。
切削オーバーレイ工事
①施工前
②切断を完了し、人孔部を先行して撤去、その後、鉄板の円形覆工板を設置。
③基層材で既設舗装の高さまで復旧。
④復旧後、切削オーバーレイ工事を行ない、図のようにエポ工法にて人孔部設置工事を行なう。
舗装打替工事
①着工前
②既設のマンホール部を道路掘削時と同時に撤去し、鉄板の円形覆工板を設置。
③路床、路盤、舗装工を行なう。
④舗装完了後にエポ工法にて人孔部設置工事を行なう。
寒冷地における使用事例
①着工前
マンホールが道路面より凸起した状態。
②除雪車のエッヂが激突する可能性。
③マンホール天端上にリング状の型枠を設置して、既設舗装面と同一の高さにしてエポ工法仕上げ。
④エポ工法で仕上げた後に型枠を撤去し、マンホールの天端を道路面より下げた状態。
カラー仕上げ
①着工前
車道、歩道を問わず道路面のカラー化に対応。
②表層部だけのカラー化
円切り切断で美しい仕上りと現場で必要量生産できるESコンクリートであるため可能、エポ工法仕上げ。